様々な種類のある『珪藻土』の中で、
私たちは『メソポア珪藻土』をおすすめしています。

keisoudo_img01.png珪藻土とは、植物性プランクトン(藻)が化石になったもので、産地などによって細孔の大きさが違います。お勧めする㈱ユーディのMPパウダーの主成分である珪藻土は、一般的な珪藻土(マクロポア)よりも小さく、一般的な炭(ミクロポア)などよりも大きい、細孔サイズが2~50ナノメートルの「メソポア」の珪藻土です。


メソポア珪藻土は、人間にとって快適な湿度40~70%を基準にして余分な湿気を吸い、乾燥時には放出する、吸湿・放湿機能に優れています。

暑さ寒さをやわらげて省エネ

その特徴として、優れた調湿機能は快適さを保つだけではなく、四季がある日本において省エネにも貢献します。夏は高温多湿、冬は低温乾燥になる日本は冷房や暖房が欠かせませんが、実は快適かどうかに直結する「体感温度」には湿度が大きく影響しています。

人間は湿度が高ければより暑く、湿度が低いとより寒く感じるもの。湿度を快適にコントロールするMPパウダー®が暑さ・寒さをやわらげてくれることで、暖冷房使用量が減り、省エネにもつながるのです。

安心安全な室内 空気を浄化 調湿と消臭 燃えにくくて安心

MPパウダー®は、優れた調湿機能により結露を起こりにくくし、カビの発生を抑えます。これによりカビをエサとするダニの発生も抑えることができます。さらに湿気とともに充満する生活臭も吸着。食事のあとのニオイやペットのニオイなどの気になるニオイを抑えます。また建材などに含まれる有害な揮発性化学物質を吸着して、室内の空気を浄化。小さいお子様にも安心の、健康で快適な住環境を守ります。

また、土や岩と同じ無機鉱物である珪藻土は不燃性で、万一の火災の時にも燃えにくいという特性を持っています。

何がふくまれているのか?がとても大切

珪藻土は、それだけではただの土なので壁に塗ることはできません。壁に塗るには、珪藻土を固める固化剤(添加剤)が必要です。この固化剤に配合する物質や量によっては、細孔がふさがれてせっかくの調湿機能が失われてしまうことがあるのです。

硬化剤に何が使われているのか?のり等の自然素材は、配合しても穴をふさぎません。反対に、樹脂などの石油化学品は、細孔をふさぐため、珪藻土の一番の特徴である調湿機能をなくしてしまいます。

そして珪藻土と固化剤の配合比率も重要です。珪藻土の含有率は10%から90%と幅広く、珪藻土の含有量が少ないものほど格安です。良質な珪藻土の含有量が多いほど、珪藻土の性能がは発揮されます。

原料は自然素材のみ

MPパウダー®の原料はすべてが自然素材。人にやさしいだけでなく、使用後も自然に還る「ゼロ・ウェイスト(※)」な材料です。ブレンド技術で、自然素材ののりだけで十分な結合力を発揮し、強い表面強度を得ることが特徴です。
※ゼロ・ウェイスト 焼却しないことで環境負荷を減らしつつ、リサイクルや堆肥化により、廃棄までゴミを限りなくゼロにする考え方のこと。

主成分 メソポア珪藻土
珪藻土とは、植物性プランクトン(藻)が化石になったもので、ナノサイズの細い孔を無数に持っています。メソポア珪藻土はその中でも特殊なもので、2~50ナノメートルという特有の細孔を持ち、優れた調湿性を誇ります。
色彩調整 白土
火山灰のことで、MPパウダー®の色を白色化するために使用します。陶芸の世界でも使われる自然素材です。 ひび割れ防止 セルロースファイバー 木質繊維(古紙)です。ひび割れを防止するために使うもので、土壁に用いるワラすさの代わりの役割を果たします。
硬化補助 食品のり
食用でんぷんのりです。固化を助けつつ、施工性を高める役割を持ちます。
色粉 無機の鉱物顔料
化学性染料は使ってないので安心です。

では実際の調湿性能は?

メソポア珪藻土の特徴は相対湿度が90%の時(湿気が多い時)はたくさん吸湿して、相対湿度が50%の時(湿気が少ない時)はあまり吸湿しません。また逆に、湿度が50%を切ると蓄えていた湿気を放湿して湿度を一定に保とうとします。その性能を調湿性能といい、グラムパーキログラムで表しています。材料1kgで何gの湿度をコントロールできるのかを表しています。

  • MP-M メソポア珪藻土含有率50%  90.7g/kg
  • MP-Mメソポア珪藻土含有率50%   155.1g/kg

例えばMP-Hの調湿性能155.1g / kgとは1kgの材料を塗ったら155.1gの湿度をコントロールできるという事になります。


湿度が高い日本のマンションの室内環境改善に大きく寄与する内装材として、調湿性に優れた『メソポア珪藻土』をおすすめします。